早朝から投票所に並ぶ有権者=米東部フィラデルフィアで2024年11月5日、大久保渉撮影

 米大統領選の投票が5日午前(日本時間5日夜)に米東部で始まった。ペンシルベニア州の最大都市フィラデルフィアでは、午前7時に地域の教会や学校などの投票所が開き、訪れた有権者が投票用紙に記入していた。投票は午後8時まで。

 ペンシルベニア州は大統領選の結果を左右する七つの激戦州の一つで、ハリス氏、トランプ氏とも選挙戦で重点的に集会を開いてきた。投票前の最新の世論調査で、両陣営はほぼ互角の戦いを繰り広げている。

 フィラデルフィアは1776年に米独立宣言が採択された建国の地。4日夜にはハリス氏が投票前の締めくくりの選挙集会を開き、会場周辺で支持者たちが長蛇の列を作った。

 集会に参加したデビット・グッドリッチさん(46)は「ここまで大勢の人が集まるのは珍しい。戦いが白熱している証拠だ」と話し、異例の盛り上がりに興奮した様子だった。【フィラデルフィア大久保渉】

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