コロナの影響で運休していた鹿児島空港の上海線が7月16日再開し、関係者が観光客らを出迎えました。これで鹿児島空港の国際線は、新型コロナ前と同じ4路線全てが再開しました。

16日昼過ぎ、鹿児島空港に到着した中国東方航空の白い機体。

新型コロナの影響で運休していた上海線が、16日から再開しました。

「ニーハオ」

到着口では県や観光連盟などの関係者が「ニーハオ」と声をかけながら、続々と降り立つ観光客らを笑顔で出迎えました。

上海線は16日から毎週火曜日と土曜日に、156席の機体で1往復ずつ運航予定で、16日は113人が鹿児島を訪れたということです。

乗客
「温泉に行きたい」
「屋久島を歩きたい」
「九州の歴史に触れてみたい」

鹿児島空港の国際線の定期便は、新型コロナの影響で2020年3月に4路線すべてで運休していました。

これまでに香港、韓国、台湾の便は再開していて、これで国際線の定期便はすべて再開したことになります。

鹿児島県・大塚大輔副知事
「上海線が再開されて大変うれしい。さらなる国際線の増便や路線の拡充など視野に入れて、県としても取り組んでいきたい」

鹿児島空港の国際線について改めて見ていきます。

新型コロナの影響で、鹿児島空港の国際線4路線すべてが2020年3月に運休しました。

コロナ後、定期便が再開したのは、まず運休から3年以上が経過した2023年6月、香港線。

ついで2023年10月に韓国線、2024年5月に台湾線、そして16日、上海線が再開し、国際線の定期便は、コロナ禍前の状況に戻った形です。

とはいえ、気になる数字もあります。

コロナ禍前の鹿児島空港国際線は週29便あったのですが、16日時点では週10便にとどまっています。

背景には地上係員の人手不足など、様々な要因があるということですが、今後は便数についても元の規模に戻していけるか、そして新たな路線を開拓できるかが大きなカギになりそうです。

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