中国の無人探査機「嫦娥6号」が月の裏側で土のサンプル採取を終えて、月面を離陸しました。地球に持ち帰れば世界で初めてとなります。

中国国営の中央テレビなどによりますと、無人探査機「嫦娥6号」は2日に月の裏側の南極域に着陸し、ドリルやロボットアームを使って土のサンプルを採取したということです。南極域は水が氷の状態で存在するとされています。

嫦娥6号は4日、月面を離陸し、月の周回軌道に入っていて、待機中の機体と合体し、帰還する計画です。月の裏側のサンプルを地球に持ち帰ることができれば世界初となります。

「宇宙強国」を目指す中国は2035年までに、月面に科学実験や資源開発を行うための研究ステーションを完成させる方針で、アメリカなどとの開発競争が激化しています。

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