ロシアの隣国で旧ソ連のジョージアでいわゆる「スパイ法案」が成立しました。
ジョージア議会のパプアシビリ議長が3日、法案に署名し、成立しました。4日から施行されます。
法案をめぐっては、反対派が政権がロシアのように法律を恣意(しい)的に運用し、政治弾圧に使う恐れがあると反発。1か月以上、首都トビリシなどで大規模なデモが起きたほか、ジョージアが加盟を目指すEUやアメリカも強権的な内容に懸念を示しています。
法案が成立したことで、外国から2割以上の資金提供を受ける非営利団体とメディアは、法務省への登録と、年に1度、収支報告書を提出することが義務づけられます。違反すると、2万5000ラリ(約9000ドル)の罰金が科されます。
コバヒゼ首相は法案成立を受けて「ジョージアの主権と安全が確保された」と強調しました。
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