いわゆる「モノ言う株主」と呼ばれる海外の投資ファンドが日用品大手の花王に対して成長戦略を改善するよう求めました。
セス・フィッシャー最高投資責任者
「花王はブランドの数が多すぎ、その多くが国内市場に焦点を当てている。その結果、最も大切なブランドのマーケティングや流通への投資機会を失っている」
8日に東京都内で会見した香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」の投資責任者は、花王は競合他社と比べて成長戦略が意欲的でないと批判し、ブランド数を削減して投資を集中することや海外マーケティングの強化、女性の取締役を増やすことなどを提案しました。
オアシスは花王の株式を3%取得しているとして、今後、株主総会で提案するなどの可能性も示唆しました。
花王は「すべての株主との対話を重視している。オアシス・マネジメントとは今後も直接、対話を続けて参ります」とコメントしています。
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