大野市の「高野繊維」が、福井地方裁判所から特別清算開始決定を受けたことが分かりました。
 
民間の調査会社・東京商工リサーチによりますと、大野市篠座の「高野繊維」は1965年に創業し、1978年に法人化された企業で、複合撚糸や糸加工販売などを手掛けていました。
 
開発力を武器に受注基盤を形成し、1993年9月期には年商13億4500万円を計上していましたが、海外を含む他社との競合などから、2016年8月期には年商3億300万円に減少。その後も業況改善が見られなかったため、2024年6月に本社不動産を売却し、株主総会の決議により解散していました。
  
負債総額は債権者2名に対して1億2363万円です。

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