SNS上で相手に親近感や恋愛感情を抱かせ、金銭などをだまし取る、いわゆる「ロマンス詐欺」で、富山市の50代の男性が「エリ」と名乗る人物に480万円をだまし取られていたことがわかりました。
富山南警察署によりますと、富山市に住む50代の男性は去年10月初旬、友達を募集していたエリと名乗る人物とSNSで知り合いになり、通信アプリ「LINE」で頻繁にやり取りを重ね、次第にエリに親近感を抱くようになったということです。
男性はエリから「わたしは金の投資で儲けている」「専門の先生がいるので簡単に利益を得ることができる」などと言われ、指定された口座に50万円を振り込みました。
振り込み後もエリから「投資金額が多ければ多いほど儲けることができる」などと言われ、男性は3回にわたり430万円を振り込んだということです。
男性が利益を引き出そうとした際に、さらにお金を要求されたことから不審に思い、弁護士に相談したところ合わせて480万円をだまし取られた詐欺だとわかり警察に届け出ました。
男性はエリと「LINE」を通じて約２か月間やりとりをしていたということです。
警察はSNSなどのやり取りだけで顔が見えない相手の話を安易に信じないよう注意を呼びかけています。
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