6日から操業が始まった青森県むつ市の「使用済み核燃料の中間貯蔵施設」についてです。宮下宗一郎知事と山本知也市長が、施設の安全管理体制を確認したうえで核燃料の中長期的な搬入計画を早く提示するように要請しました。
リサイクル燃料貯蔵(RFS)の高橋泰成社長は、むつ市役所で宮下宗一郎知事と山本知也市長に面会し、使用済み核燃料の中間貯蔵施設が6日に操業開始になったと報告しました。
リサイクル燃料貯蔵(RFS) 高橋泰成 社長
「青森県とむつ市並びに隣接自治体との安全協定締結などを受けまして、事業を開始することができました。これまでの宮下知事、山本市長からのご指導や、県・市など皆様のご尽力に対しまして改めて御礼申し上げます」
中間貯蔵施設では、9月下旬に新潟県の柏崎刈羽原発の使用済み核燃料を搬入されていて、最長50年間保管したあと、六ケ所再処理工場へ搬出される計画です。
7日午前には、宮下知事と山本市長が施設を非公開で視察し、安全管理体制を確認しました。
青森県 宮下宗一郎 知事
「キャスクそのものの安全性というものについては、自分自身でしっかりと見ることができましたので、私としては安心をして操業開始が行われる環境にあるのかなというふうに考えています」
むつ市 山本知也 市長
「キャスクも触っても問題ない温度になっておりますし、しっかりと目で確認できたことは意味深いものだなというふうに思います」
一方で、宮下知事と山本市長は、現在は使用済み核燃料の搬入計画が2026年度までのものしか示されていないため、中長期的な計画を出来る限り早く提示してほしいと要請しました。
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