新しい駅舎の開業に伴い71年の歴史に幕を閉じたJR松山駅の旧駅舎。
駅名の書かれた看板など、構内で使用されていたゆかりの品が販売され、求める人たちで長い行列ができました。
三連休最終日の4日午前9時ごろ、JR松山駅の旧駅舎に現れた長い行列。
およそ400人が並ぶその先には。
駅名の書かれた看板など、かつて駅構内や列車内で使用されていた品々、およそ650点がずらり。
今年9月に高架化工事が完了し、3代目駅舎が開業したJR松山駅。
旧駅舎で行われた「さよならイベント」には、県内外から訪れた多くの人でにぎわいました。
■■■買いに来ていたのは鉄道ファンだけじゃなかった
親戚のお供で来たというこちらの女性。
特に鉄道好きという訳では無いとのことですが…。
(乗車位置案内板を購入)
「(鉄道が好きとかではなく?)全く無くて。ついてきたが、これはもう買いた
いなとなった。(一目惚れ?)そう、ブルーも好きだし白が綺麗で。なんだか『ラッキーセブン』の入り口かなって」
列車の乗車位置を知らせる看板をお買いあげです。
■■■もちろん鉄道ファンも買いに来ていた
もちろん鉄道ファンもたくさん訪れています。
「(鉄道好きの仲間?)そうそう」
徳島と香川から来たというこちらの2人組は。
「(買ったんですか!?)買った」
松山駅と書かれた巨大な看板などを購入したようです。
(松山駅の駅名看板など購入)
「他の所で出ない物なので買った。家で綺麗にして飾ろうかなと」
「(どう持って帰る?)車で来たので、車で」
(光るんですよね?)光る。とりあえず光らせてみようかと」
(ヘッドマークなど購入)
「『伊予灘ものがたり』の臨時の。『菜の花編』のヘッドマーク。(7万円と値段が結構するが?)もう『背に腹』(笑)」
「9万6000円になります」
「(車に)乗りますよね?」
「まぁ持って行きましょか」
「とりあえず持って行こう」
「どうしよう、どうやって運ぼう」
■■■たくさん並んだ駅弁 けど欲しかったのは…
イベントではこのほか、京都駅や新神戸駅などで人気の駅弁22種類、合わせて190個が販売されましたが、午前10時の販売開始から、およそ45分ですべて売り切れました。
(醤油めしなど購入)
「一番買いたかったのは、松山の『醤油めし』。昔、松山駅で売っていたが、今は売っていない。どうしてもこれが、子どもの頃の思い出で、どうしても食べたくて」
また、普段は入れない線路上で「バラスト」と呼ばれる石を拾うことのできる催しも。
■■■新幹線はあまり好きじゃなかった
(バラスト拾いに参加)
「(服の絵は400系?)400系」
「(新幹線好きなの?)新幹線はあまり好きじゃない」
「(何が好きなの?)え、普通の電車」
「(例えば?)JR四国でしょ?7000系とか好き」
秋晴れの連休最終日、訪れた人たちは、見納めとなる松山駅の2代目駅舎を楽しんでいました。
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