第34回ひろすけ童話賞の贈呈式がきょう高畠町で行われました。
今回の受賞作品は、丸山陽子さんの「いつもとちがう水よう日」です。
高畠町出身の童話作家、浜田広介(ひろすけ)。日本の児童文学の先駆けとなり、
「泣いた赤おに」などの作品で知られています。
そんな浜田広介の功績を称えて作られたのが「ひろすけ童話賞」です。
34回目となる今年は東京都の丸山陽子さんの作品が選ばれ、丸山さんにきょう、浜田広介記念館で賞状などが贈られました。
受賞した絵本のタイトルは「いつもとちがう水よう日」。
■どんな絵本?
ある水よう日、宝物の「お菓子のおまけのカード」で楽しく遊んでいた小学校1年生の「ありす」と同じクラスの「かいくん」。
しかし、かいくんがついた「ある嘘」を理由にありすは、かいくんのお母さんに理不尽に叱られてしまいます。
物語では、ふいに友だちに嘘をつかれた主人公「ありす」の複雑な感情と、「かいくん」の本当は優しいけれど少し軽率な性格、不器用ながらも2人が仲直りしていく過程など2人にとっての特別な一日が鮮明に描かれています。
丸山陽子さん「いつもと違うことって楽しい、発見がある、面白いこともある。いつもと同じことが、あたりまえのことが有難く嬉しいということをこの絵本を見ながら感じてほしい」
この絵本は、高畠町の幼児施設や小学校にも贈られたということです。
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