本のリサイクルを通して病気の子ども達に新しい絵本をプレゼントする「象と花」プロジェクトは販売できなかった本を古紙として再生する取り組みを始めました。

29日は活動の中心となっている盛岡市の古書店・盛岡書房に関係者が集まり開始式が行われました。
「象と花」プロジェクトは読み終えた本を回収し、汚れを落とすなどして古本として販売した収益で病気の子ども達に新品の絵本をプレゼントしています。

回収した本のなかにはどうしても再び販売することが難しいものもありました。

(盛岡書房 高舘美保子社長)
「本と同時に思いも受け取っているもので、何とかもう一回商品にならないかなと思って色々考えたんです」

そこで始まったのが販売できない本を古紙に再生し、トイレットペーパーとして販売する取り組みです。
29日の開始式には古紙再生に欠かせない背表紙からページを切り離す作業を担う、盛岡市の知的障害者の通所施設「さわら園」の利用者も出席してプロジェクトのスタートを祝いました。

このトイレットペーパーは盛岡書房で11月1日から1ロール165円で販売されます。

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