衆議院選挙大分3区は、石破政権で入閣した自民党の現職大臣に、立憲民主党と共産党の新人候補2人が挑みます。候補者の動きを取材しました。
石破政権で外務大臣に就任した自民党前職の岩屋毅さん(67)は、10選目を目指す今回、公務で戻れない状況で選挙戦を展開しています。不在の本人の代わりに妻の知子さんが選挙区をまわり、支援を訴えます。
岩屋毅候補:
「分断と対立に向かう世界を融和と協調に向けていく。全力でこれから果たしてまいりたい」
国会議員歴28年の経験と実績をアピールするとともに閣僚の立場から「党の立て直し」を強調します。
岩屋毅候補:
「地元にあまりいられないことは大変申し訳ないことだと思っております。支援者、地元の皆様を信頼申し上げて最後まで全力で仲間の皆さんと一緒に戦い抜いていきたい」
立憲民主党新人の小林華弥子さん(56)は、6月に党が擁立を決定。衆議院議員を7期務めた横光克彦さんの後継者として初めて国政に挑みます。
小林華弥子候補:
「地域のどこに住んでいても安心して住み続けられる。お金があってもなくても、子どもたちに同じように教育の機会が提供できる。そういう格差のない社会を作っていきたい」
自民党への批判票の受け皿として存在感をアピールし、支持拡大を図ります。また県内初の女性衆議院議員誕生を掲げ、政権交代を訴えます。
小林華弥子候補:
「争点としては政権交代を果たせるかということだと思います。大分3区のみなさんにこのまま自民党政権が続いていいのか、そのことを一人ひとりに問いかけ、投げかけていきたい」
共産党新人の大塚光義さん(69)は、賃上げや消費減税、憲法9条を活かした平和外交を訴え、党の比例票の上積みも狙います。
大塚光義候補:
「軍拡・大増税の不安もありますので、戦争に対する不安があります。やっぱり平和の国作りを訴えていきたい」
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