去年、北海道札幌市西区で不正改造された軽乗用車のタイヤが外れ当時4歳の女の子に直撃した事故で、札幌地検は車の運転手ら2人を起訴しました。

 起訴されたのは、車を運転していた若本豊嗣被告(50)と車の所有者の田中正満被告(50)です。

起訴状によりますと2人は、共謀して田中被告の車を不正に改造した道路運送車両法違反の罪で、さらに若本被告は去年11月、田中被告から前輪の足まわりの異常を伝えられていましたが点検せずに運転。

 脱落したタイヤを当時4歳の女の子に直撃させて手足や体が麻痺する脊髄のけがをさせた過失運転傷害の罪にも問われています。

 女の子は、今も意識不明のままです。

 また不正改造について起訴状では、左前輪が約2.2センチ、右前輪が約3.5センチ、左右の後輪が約2.5センチ、車体から突出させていたと指摘。

若本被告は、田中被告から車の足回りに異常があることを伝えられていながら、漫然と運転を繰り返したとしています。

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