冬の訪れとともに活躍するのが「大型除雪車」です。車両を操作する人の技術の向上に向けて、全国で初めての訓練装置が導入され、青森市で操作の体験会が開かれました。
白川舞アナウンサー
「冬に大忙しとなる除雪車。運転技術の習得、向上は大切な要素です。本番に備え、青森で取り入れることにしたのが訓練用のこの装置!」
「除雪グレーダ」と呼ばれる車両は、車体に装着したブレードで道路の雪を寄せたり、積もった雪を削って平らにしたりして、車が走りやすいようにします。
国土交通省は、除雪グレーダ用の訓練装置を全国で初めて「青森」や「秋田」で取り入れ、作業員の育成に活用することにしました。
青森市では、この装置の体験会が開かれ、白川キャスターも指導を受けてきました。
この装置は「昼」と「夜」だけではなく、「山あい」と「市街地」、さらには「新雪」と「圧雪」と条件を変えて訓練ができます。
除雪グレーダは、大型で初心者には操作が難しい上、1人乗りの車両も増えて、技術の継承が課題となっていました。
国交省 東北地方整備局 笠村繁幸さん
「いま除雪オペレーターの担い手が非常に不足してきておりまして、その中でシミュレーターを活用することによりまして、少しでもオペレーターの育成に活用できればと思っております」
国土交通省は11月以降、雪の状況を見て除雪グレーダの本格運用を行う予定で、その前に訓練を積み重ねることにしています。
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