21日に新潟県内で、今シーズン初めてとなる鳥インフルエンザウイルスが野生のオオタカから検出されたことがわかりました。
新潟県によりますと、長岡市内でけがをした野生のオオタカ・1羽が「新潟県愛鳥センター 紫雲寺さえずりの里」に搬入された際、治療に先立って実施された簡易検査で、『A型鳥インフルエンザウイルス』の陽性反応が確認されたということです。
今後このオオタカの鳥インフルエンザについて、環境省で実施する遺伝子検査の結果によって、高病原性かどうかが最終的に判断されます。
この遺伝子検査の結果がわかるまでおおよそ1週間程度かかるということですが、新潟県では、このオオタカが回収された地点から半径10km圏内を野鳥監視重点地域に指定し、そのほかの野鳥の監視を強化する方針です。
また環境省佐渡自然保護官事務所によりますと、今回の鳥インフルエンザの陽性反応を受けて『佐渡トキ保護センター 野生復帰ステーション』では、26日に予定していた施設の一般公開を中止するとしています。
今シーズンは昨シーズンよりも早い段階ですでに北海道の野鳥から高病原性鳥インフルエンザウイルスが2例確認されていることから、環境省では全国の対応レベルを最高レベルに上げて監視を強化しています。
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