宮城県石巻市が発注した下水道工事を巡る官製談合事件の裁判で、執行猶予付きの有罪判決を受けた市の職員2人が、懲戒免職の処分を受けました。

10月21日付けで懲戒免職の処分を受けたのは、石巻市下水道建設課の課長補佐と係長です。

2人は去年2月、石巻市発注の下水道工事の入札を巡り、最低制限価格を算出できる設計書を、市内の土木工事会社の元執行役員に渡し、公正な入札を妨害した罪に問われました。

10月10日、仙台地方裁判所は、課長補佐に懲役1年6か月、係長に懲役1年、それぞれ執行猶予3年付きの有罪判決を言い渡しました。

石巻市は、人事院の懲戒処分の指針などに基づき、厳正に処分したとしています。また、管理監督責任があった当時の2人の上司4人に対し、減給10分の1・1か月の処分としました。

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