映画「釣りバカ日誌」などで知られる俳優の西田敏行さんが、都内の自宅で亡くなっているのが見つかりました。76歳、病死とみられます。
■名優・西田敏行さん(76)死去 これまでの功績は
上村彩子キャスター:
俳優の西田敏行さん(76)が17日に自宅で亡くなりました。
【俳優 西田敏行さん(76)】
1947年 福島生まれ・郡山市出身
1970年 劇団青年座に入団
1971年 舞台「写楽考」で初主演
2008年 紫綬褒章 受章
2018年 旭日小綬章 受章
俳優・歌手・司会者など活躍は多岐に渡りました。そんな西田敏行さんの活躍を振り返っていきます。
▼映画出演歴
1988年 「敦煌」 日本アカデミー賞最優秀主演男優賞(89年)
1988年~ 「釣りバカ日誌」ハマちゃん役 日本アカデミー賞主演男優賞(94年)
2006年 「THE 有頂天ホテル」
2011年 「ステキな金縛り」
2012年 「アウトレイジ ビヨンド」
2024年12月公開予定「劇場版ドクターX FINAL」 など
▼ドラマ出演歴
1978年 「西遊記」
1980年 「池中玄太80キロ」
2003年 「白い巨塔」
2005年 「タイガー&ドラゴン」
2007年 「華麗なる一族」
2010年 「うぬぼれ刑事」
2015年 「大使閣下の料理人」
2021年 「俺の家の話」 など
ホラン千秋キャスター:
どんな作品も西田敏行さんにしかできないようなお芝居で、コミカルなものからシリアスなものまでたくさん拝見したなと思います。何度かお仕事でお世話になったことがあり、「アウトレイジ ビヨンド」のときにインタビューに伺ったのですが、福島出身のため、作品のことはもちろん、被災地に対しての熱い思いをずっとお持ちになっていました。ご自身の言葉だけでなく、作品を通して被災地に目を向けてほしい、思いを届けたいというお気持ちをずっと持っておられた方だったなという印象があります。
井上貴博キャスター:
原発の時には風評被害に心を痛めていらっしゃいました。作品はもちろんですが、萩本欽一さんや志村けんさんとのコントなど、“こんなに振れ幅あるんだ”と感じたことを覚えています。唯一無二の俳優さんだという印象があります。
■西田敏行さん(76) 歌手・司会者としても活躍
上村キャスター:
また、西田敏行さんは歌手としても活躍しました。1981年発売の「もしもピアノが弾けたなら」が大ヒットし、第23回日本レコード大賞で金賞、第32回NHK紅白歌合戦に出場されました。
司会者としては、2001年〜2019年まで「探偵!ナイトスクープ」の2代目局長を務めました。独特な語り口と人情味あふれる司会ぶりが印象に残っているのではないでしょうか。
突然の訃報に芸能界からも悲しみの声が届いています。
米倉涼子さん コメント
「西田さん 突然の訃報に接し、言葉もありません…一昨日 写真をのせるからね!と話したばかりなのに。悲しすぎて 悲しすぎて まだ信じられません」
2人が顔を寄せ合って西田敏行さんも微笑んでいる写真が上がっていました。
■中国からも追悼の声
上村キャスター:
そして日本だけでなく、中国からも追悼の声が届いています。映画「敦煌」は、日中共同制作の作品でした。「ドクターX」なども中国国内でも話題となっています。
現地のSNSでは「日中関係にすごく貢献してきました。大好きな日本の俳優なのに…ご冥福を」という声が上がっていました。
井上キャスター:
今月上旬に行われた映画の報告会見でも元気な姿で出席されていて、訃報のニュースが入った当日も仕事の予定が入ってらっしゃったということです。あまりにも突然で、そして76歳というのは若いですね。
ホランキャスター:
もっと様々な作品で拝見したかったです。顔を見ていなくても、あの声が聞こえてくるだけで西田敏行さんの声だとわかるような、丸く柔らかい声…もう既に恋しいなという気がします。
井上キャスター:
少しでもゆっくりお休みください。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。