「釣りバカ日誌」などの多数の映画・ドラマに出演し活躍していた俳優の西田敏行さんが、10月17日昼すぎ、東京・世田谷区の自宅で死亡しているのが見つかりました。76歳でした。

 捜査関係者によりますと、西田さんがベッドで冷たくなっていると関係者から通報があったということです。病死とみられています。

 西田さんは1947年に福島県郡山市で生まれ、1970年に劇団青年座に入団。その演技力の高さから翌年、早くも舞台の主演に抜擢。以降、舞台・テレビ・映画などに多数出演し、ゴールデンアロー賞や日本アカデミー賞最優秀主演男優賞など数多くの賞を受賞しました。

 役者を目指したキッカケについて、MBSで放送された番組でこう話していました。

 (2015年1月31日放送「サワコの朝」より)
 「(小学5年の時から)役者になりたいとか映画俳優になりたいとか思っていました。父が無類の映画好き。母も無類の洋画好き。(スクリーンの中に入って)バッサバサ悪人を切りつけたい。そういう気持ちでいましたね」

 また“俳優”と“役者”の違いについて、俳優は「自分に役をはめていく」、役者は「自分から役の殻の方に入っていく」と話し、「西田さんは役者?」と聞かれると「役者。役者をつらぬきたいとどっかで思っていますね」と、自身の役者論について熱く語っていました。

 突然の訃報に街の人は…

 「え、うそ!知らなかったです。めっちゃ『釣りバカ日誌』とか見てて好きやったんで。包容力があって温かい人だなと」
 「映画でやくざの役やってたけど、いろんなことできる人やったよね。良い役者さんどんどんいなくなりますね。寂しいね」

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