自然災害で通信網に大きな被害が発生した場合に備えて、大手通信会社が17日、滝沢市で復旧訓練を行いました。
この訓練は、NTT東日本岩手支店が毎年この時期に行っているもので、NTTのグループ会社など8社のおよそ100人が参加しました。
訓練は大雨による土砂崩れでケーブルが断線し、電話やインターネットなどの通信がつながらないエリアが発生したという想定で行われました。
参加者は、こうしたエリアに派遣することで、衛星通信により通話などのサービスを提供する車や、通信用の電源を確保する移動電源車の使い方を確認していました。
災害時に使われる専用の機材は使用する機会が限られることから、スキルの継承が大きな課題となっています。
(NTT東日本岩手支店 後藤高宏支店長)
「予想しないようなことが起こるのが災害の実際の場だと思っています。予測不可能なことに対しても、対応する能力を培って、復旧能力を高めていきたいと思ってます」
NTT東日本岩手支店は今後も年1回の訓練を行い、万が一の事態に備えることにしています。
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