衆議院が解散して事実上の選挙戦がスタートしています。
秋の政治決戦、山梨県内の最新情勢をまとめました。

山梨1区に立候補予定 中谷真一氏(自民・前):
「戦い抜いて 必ずや勝利したい。勝利することが山梨のためになる」


11日朝、甲府市内で選挙事務所開きを行った自民党の前職・中谷真一さん。
前回2021年の衆院選では3度目の挑戦で初めて選挙区を制し、それからの3年間で自民党が衆参の県内議席を独占して保守王国復活を印象付けるきっかけともなりました。

しかし今回、中谷さん本人は処分などは受けていないものの、自民党派閥の裏金事件による逆風を受けての選挙戦となりそうです。

自民党県連 森屋宏会長:
「有権者に与えた不信感は率直に認め、できることなら私が土下座してでも地域の皆様に謝ってまいりたい。私たちが苦労してきた(県連一本化の)12年間の成果が問われる選挙であります」

山梨1区に立候補予定 中島克仁氏(立憲・前)
「3年前の雪辱、皆様のご期待に答えられなかった思いを抱えた3年間。その思いを晴らすときがようやく来た」

一方、前回比例での復活となった立憲民主党の前職・中島克仁さん。

10月5日には選挙事務所を開設し議席を奪還する事を目指しています。

立憲民主党県連は今回、2区での候補の擁立を見送り支持団体の連合などとともに1区に「全集中」するとして今夜、野田佳彦代表を招いての決起集会も行われます。

立憲民主党県連 小沢雅仁代表:
「2区の擁立見送りを後ろ向きに捉えるのでなく県連としては1区に集中して、何としても中島克仁さんの議席を奪還する。そのことに全力で取り組む」

共産党県委員会 花田仁委員長:
「(野党)共闘の余地はない」


その中島さんに対して前回は野党連携に配慮して候補者擁立を見送った共産党ですが、今回は新人の早田記史さんを擁立します。

政治とカネの問題や安全保障などで反自民票の獲得を目指しています。

山梨1区に立候補予定 早田記史氏(共産・新):
「暮らし最優先の政治に大転換を図っていきたい」


また参政党の新人・高田晃宏さんは10日夜、会見し、経済対策や新型コロナワクチンによる健康被害者救済への負担軽減などに取り組むと訴えました。

山梨1区に立候補予定 高田晃宏氏(参政・新):
「もう一度強い日本、誇りある日本を取り戻したい」

一方、2区は立候補を予定している自民党の前職・堀内詔子さんと共産党の新人・大久保令子さんが10日夜、公開討論会に臨みました。

山梨2区に立候補予定 堀内詔子氏(自民・前):
「これからの山梨の発展は新しい人材教育。若者、子ども、女性の教育にかかってくるのではないか」

山梨2区に立候補予定 大久保令子氏(共産・新):
「国のお金の使い方を変えていけば、いくらでも国民の暮らし、命を守ることができる」

2人の顔合わせは2017年、2021年に続いて3回目となりますが、一騎打ちとなれば初めてです。

握手する2氏:
「女性同士 お互い正々堂々と頑張っていきたい」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。