2023年、青森市のアパートで1人を殺害し、1人を殺害しようとした罪に問われている52歳の男の裁判で、検察側は懲役28年を求刑しました。

船水公慈被告(52)

起訴されているのは住居不定の無職・船水公慈被告(52)です。
起訴内容などによりますと船水被告は2023年5月、青森市にある自宅アパートの隣の部屋を訪れていた68歳の男性の首などをナイフで刺して殺害し、一緒にいたこの部屋に住む69歳の男性の首などを切り付け殺害しようとした罪に問われています。

9日の裁判で検察側は「被告は目が見えにくくなり失明しかけているかもしれないと恐怖を感じ、死刑になって失明の恐怖から解放されようと隣の部屋にいた2人の殺害を決意して犯行に至り、結果は極めて重大」として、懲役28年を求刑しました。

弁護側は「被告は被害者の1人から命乞いを受けて犯行を中止し、犯行後には警察に自首している」と減刑を求めました。

また、結審する前に船水被告は「亡くなった人への冥福を祈りけがをした人の1日も早い回復を祈っている」と話しました。

判決は28日に言い渡される予定です。

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