秋が旬の「サンマ」。近年は不漁によって価格の高騰が続いていますが、今年は漁獲量が全国的に去年の2倍ほどになっています。今年の価格はどうなっているのでしょうか?
(記者)「秋の味覚の代表格サンマ。近年不漁が続いていましたが、今年は様子がちがうようです」
鹿児島市のAコープ・キラメキテラス店では、8日は生のサンマが1匹238円で販売されていました。去年は1匹400円ほどの時期もありましたが、今年は比較的価格が安定しているといいます。
(Aコープ キラメキテラス店・堀之内和喜店長)「今年は最初から量が十分にあったので、200円前後で販売できている。いつもに比べると手に取りやすい価格に最初からなっていたので、みなさん喜んでいる」
今年は8月末からサンマの入荷が去年より多く、1匹200円前後での販売を続けられているということです。
県漁連によりますと、産地の北海道で、大型船の水揚げが例年より早い時期に始まったことや、海上のしけの影響が去年より少なく、出航できる日数が増えたため漁獲量も増加し、全国的に去年の2倍近くの水揚げとなっています。
(客)「去年は高くて食べられなかった。1匹600円というところもあったが、今年は安い。(Q.今年サンマは何回目?)5回くらい」
(客)「(Q.今年はまだサンマ食べてない?)食べました。おいしかったですけど痩せているかな?と思って」
(Aコープ キラメキテラス店・堀之内和喜店長)「(今年のサンマは)小ぶりではあるが、脂は十分にのっている。(ほかの)魚でいうと、バショウカジキや秋サケが価格が例年通り」
旬を迎えているバショウカジキなども手に取りやすくなっています。
一方、野菜の高値は続いています。8日の店内では、レタスやキャベツが例年のおよそ1.5倍の1玉298円、トマトは例年の2倍相当の1個198円で売られていました。そんな中、狙い目となるのが秋が旬の野菜です。
(Aコープ キラメキテラス店・堀之内和喜)店長)「サツマイモや価格が安定しているシイタケ類は、手に取りやすい価格になっている」
日に日に秋めくなか、食卓の味方となりそうなのは、今が旬の食材のようです。
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