青森県人事委員会は職員の給与が民間企業を下回っているとして、全ての職員の給与の引き上げを宮下宗一郎知事に勧告しました。人材確保の観点から、勧告では初任給は、これまでで最も大きな引き上げ幅となっています。

県人事委員会は、職員給与の引き上げを宮下知事に勧告しました。
人事委員会によりますと2024年4月の月給は職員給与が、民間企業の平均を約1万1219円、率にして3.25%下回り、年間のボーナスも民間を0.14か月分下回っていました。

このため、人事委員会は全ての職員を対象に給料を引き上げるよう勧告しました。

勧告通りになれば、平均の月額給与は35万3968円となり、率にして3.22%の増加となります。

また、初任給は大卒で2万3200円、率にして11.5%、高卒は2万3600円、率にして13.8%引き上げるよう勧告しました。

県人事委事務局 桒島克幸 次長
「引き上げ幅、引き上げ後の額ですが、幅が過去最大の引き上げ幅、引き上げ後の額も過去最高の額ということになっています。今回は人材確保が重要な課題であるということで若年層の部分を特に重点的に上げている」

人事委員会によりますと、初任給の引き上げ幅は1990年の1万6800円がこれまでで最も大きく、今回、勧告通り実施が決まれば、その当時を超えて過去最大の引き上げ幅となります。

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