夏の暑さが厳しかったので紅葉はまだ少し先のような気もしていましたが、八幡平ではすでに紅葉の便りが届いています。
今年は、いつもと違い注意する点があるということです。
(江幡記者リポ)
「八幡平山頂レストハウスにやってきました。紅葉は見えません」
取材に行った4日はあいにくの小雨模様。
山頂付近はまったく視界が効きませんでした。
それでも八幡平アスピーテラインの中腹あたりまでは黄や赤に色づいた木々を楽しむことが出来ました。
(観光客は)
「千葉から来ました。(紅葉は見られましたか?)見ました。もう始まっているんですね。とても綺麗でしたね」
「埼玉の所沢です。(八幡平は何をお目当てに?)紅葉なんです。(もう見に行かれましたが?)ちょっと早かったかな。でも、少し色づき始めていて堪能できました。(埼玉とは違いますか?)いや、埼玉はまだ夏ですよ」
こちらは5日に撮影された八幡平山頂の様子です。
この秋の八幡平の紅葉を楽しむには少し注意が必要と八幡平市観光協会の海藤美香・事務局次長は言います。
(海藤美香事務局次長)
「八幡平アスピーテライン、八幡平樹海ラインがあるのですが、今現在、八幡平樹海ラインは通行止めになっていますので、上に上がって来るには八幡平アスピーテラインをご利用ください」
(以下、スタジオでのやりとり)
浅見:樹海ラインが通行止めになっているんですね。
江幡:7月3日からほぼ全区間で通行止めが続いていて復旧の見通しが立っておらず、そのまま冬季通行止めになる可能性が高いとみられています。
浅見:八幡平アスピーテライン、八幡平樹海ラインの2本で八幡平頂上を目指せたものが1本になることで渋滞も予想されるということですね。
江幡:県内外の紅葉狩り客に加え今月12日~14日は山賊まつり、19日、20日は紅葉まつりとイベントも目白押しです。
浅見:時間に余裕をもって行動した方がよさそうですね。
江幡:実は道路の混雑以外にも影響が出ていました。こちらをご覧下さい。
(VTRへ)
八幡平エリアの秘湯として人気の高い「藤七温泉・彩雲荘」は東北地方で最も標高が高いところにある温泉で、取材した日も団体客で賑わっていました。
八幡平山頂から樹海ライン側に入って2キロほどのところですが、藤七温泉までは通行することができます。
それでも・・・
(藤七温泉・阿部孝夫社長)
「この道路を通ることによって立ち寄るお客様も随分いらっしゃいまして、感覚的ですけども3割くらい減っている状態です」
日帰り客が大きく減ったというのです。
藤七温泉は10月いっぱいで2024年の営業を終え、長い冬ごもりに入ることもありその前に足を運んでほしいと阿部孝夫社長は言います。
(阿部孝夫社長)
「今が一番、紅葉も進んでおりますので是非これを見ていただいてお風呂に漬かっていただいて癒やしていただければと思います」
(スタジオでのやりとり)
浅見:樹海ラインは通行止めでも藤七温泉までは行けるということですね。
江幡:藤七温泉まではアスピーテラインを通って、山頂を経由して、逆に松川温泉峡まではふもとから樹海ラインを通って行くことができます。
浅見:紅葉が過ぎると長い冬がやってきます。2024年ならではの注意点を理解しながら秋の八幡平の魅力を満喫してもらいたいですね。
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