青森県五所川原市の佐々木孝昌市長は、定例会見で市が発注した工事を巡り、前の副市長ら3人が逮捕された事件について触れ、逮捕された男が役員を務める会社を2年間、入札指名停止としたことを明らかにしました。
3年前に行われた五所川原市の市営住宅関連工事の指名競争入札で、特定の業者に落札させようと事前に取り決め、実際に落札させるなどし、公正な入札を妨害した疑いがあるとして、警察は前の副市長・一戸治孝容疑者ら3人を逮捕しました。
7日の定例会見で佐々木市長は事件に触れ。逮捕された片山弘一容疑者が役員を務める会社を、市の規定に沿って10月4日から2年間、入札指名停止としたことを明らかにしました。
その上で佐々木市長は一戸容疑者が会長を務めた指名審査会の在り方や、再発防止策について説明しました。
五所川原市 佐々木孝昌 市長
「内部でしっかり官製談合に関する職員一人一人が意識を持たなければならないし、できれば総務部長を中心にして庁内の中で、部長級でしっかり話をしていただきたい。組織の中であるべき姿というものをしっかり議論してほしい」
この事件を巡っては市議会の野党会派が「一戸容疑者が現職の時に起きた事件にも関わらず佐々木市長からの説明が無い」としていて、市は10月11日に説明を行うとしています。
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