北アルプス奥穂高岳で心肺停止状態となっていた77歳の医師の男性が5日午前、救助され死亡が確認されました。

死亡したのは兵庫県神戸市の医師 池田良(いけだ・りょう)さん77歳です。

池田さんは標高およそ3100メートルの奥穂高岳山頂付近で体調不良となり、同行していた息子の通報で山岳遭難防止常駐隊などが4日に現場に向かいましたが、心肺停止の状態になっていました。

天候の回復を待ち5日午前に消防防災ヘリが池田さんを救助し、死亡が確認されました。

滑落による外傷などはないとみられ、警察が死因を調べています。

また、同行していた49歳の息子は低体温症の症状で4日に山小屋に収容されていましたが、自力で下山できる状態になったということです。

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