黒字化の道筋が注目されている大和ハウスプレミストドーム。その周辺に、新たな賑わいが生まれるのでしょうか。

札幌市は4日、ドームの敷地内で整備を計画している「新月寒体育館」を含む交流拠点について、民間企業から提案があったと発表しました。

民間からの提案はこれが2件目です。

 提案した「まちのミライ」の案では、スポーツやコンサートなどに対応した多目的アリーナを中心に、商業施設やホテルをドームの敷地内に建設するというものです。

 まちのミライ 菅井研 取締役副社長
「アリーナという手法を使ってまちづくりをしたい。こういうエリアを通していろいろな人に集ってもらい、一緒に地域の課題を解決したい」

 9月にはコンサル会社の「社会システムデザイン」と「前田建設工業」も連名で、メインアリナーナとサブアリーナに加え、アイスリンクを建設する計画を提案していました。

 札幌市によりますと、2月に行った整備計画の市場調査には民間企業10グループが参加していて、今後も他の会社から提案がある可能性があるということです。

 札幌市 秋元克広 市長
「ドーム周辺の整備形成については、ノウハウや資金も含めた民間との連携が必要。内容を精査、検討したうえで今後どうしていくのか方針を出さなければいけない状況」

 新月寒体育館を巡っては当初、レバンガ北海道が2026年から始まる「Bリーグプレミア」への参入条件を満たすために本拠地移転を想定していましたが、期限までに調整がつかず、北海きたえーるの改修に方針を変えました。

 

 関係者によりますと新月寒体育館は2030年以降に完成する見通しで、札幌市は引き続き民間からのアイディアを募り、今後の整備につなげていきたいとしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。