今年度、熊本市の教員採用試験で合格者が採用予定を大幅に下回りました。そのため今回、初めて追加で募集されることになりました。

熊本市教育委員会 教職員課 上村清敬課長「最終的に2次の合格者数が262人と52人不足しましたので、その方々を少しでも埋めるべく追加募集させていただきたい」

募集するのは特別支援教育20人程度、英語が12人、数学が6人など合わせて52人程度です。

今回は即戦力人材の募集で、模擬授業と面接で資質を見極めます。

上村課長「以前に筆記試験を合格された実績のある方を条件にした。そういう能力のある方を担保したい」

筆記免除の推薦制度も

キャスター「先生になるのは狭き門じゃなくなったということなんでしょうか…?」

志願倍率をみると、2020年度の3.7倍と比べて今年度は1.6倍と、倍率だけを見るとそういうことになります。

要因として定年退職する人が増え、その分採用予定も194人から314人と増えているのです。

糸永有希アナウンサー「全体の志願者数は2020年度の719人から今年度493人と減っていますね」

志願者数の内訳をみると、新卒の志願者は161人から200人と増えていますが、既卒の志願者が558人から293人と大幅に減り、全体としては4年前と比べて200人以上減っています。

熊本市教委は2024年度から筆記試験が免除される大学からの推薦制度を導入し、推薦された24人は全員、合格しました。

このような制度も活用し教員確保したい考えです。

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