JR西日本が今夏、京都や天王寺(大阪市)など近畿圏の主要駅で、新幹線や特急の切符を販売する「みどりの窓口」などの接客係員を増やした。増加する訪日外国人客らに対応し、切符売り場での混雑を緩和する狙い。3日、同社などへの取材で分かった。  京都駅ではタクシー・バス乗り場に面した中央口付近の窓口で定員を1人増員。さらに外国語に対応できる係員を置き、訪日客向けの窓口を新たに設けた。他に関西空港駅や新神戸駅でも増やした。  JR西の4~6月期連結決算は訪日客による運輸収入が同期として過去最高の100億円に上った。主要駅の窓口の待ち時間が繁忙期は1時間を超えることもあったが、同社によると、今年のお盆期間はおおむね30分未満に短縮した。  一方、人手不足や採用難に対応するため、主要駅の売り場の係員は手厚くしつつ、他の駅では窓口数を減らすなど、同社全体としては駅員は減少している。  同社広報は「繁忙期や周辺イベントなどで多くの利用が見込まれる場合には、係員や警備員を増やす場合もある」と説明する。


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