10月1日に召集された臨時国会で自民党の石破茂総裁が第102代の内閣総理大臣に選出されました。山梨県内でもゆかりの深い男性が石破総理誕生の瞬間を見守りました。
「内閣総理大臣に指名することに決まりました」
皆川巌元県議:
「よし!わかっていたけど、うれしいね」
テレビで石破総理の首班指名を見守ったのは山梨県議会で自民党県議を7期務めた皆川巌さん。
日常的にLINEのスタンプに石破さんオリジナルのものを使うほど仲の良い関係です。
石破さんは党本部の幹事長、皆川さんは県連の幹事長として自民党が政権を失った時代や山梨の衆議院選挙の区割りが変更されるなどの難題に向き合ってきました。
皆川巌元県議:
「まっすぐな方ですね。自分が思ったことは決して曲げなかった。曲げないけれど、筋を通して説明をしっかりしてくれましたので説得力があるというのを一番感じました」
「幹事長になる前も出迎えに行ったけれど鞄を持って1人でノコノコ来ましたよ。
『秘書さんは?』と聞いたら『いません、僕一人です』と言って『車の用意を』と言ったら『そんなのいいです、歩きます』と言って、どんどん歩いて県連まで行って、そういう思い出がありますね」
「とにかく気さく、飾り気がない庶民的な人ですね」
その人柄を表すエピソードとして皆川さんが自民党を離党して県議を引退した直後、石破さんが突然アポなしで自宅を訪れたことがあるそうです。
皆川巌元県議:
「(玄関の呼び鈴が鳴って)『どちらさまですか』と聞いたら『石破茂です』と言うから『うそでしょ?』って感じで妻と慌てて飛び出て」
記者:
「いきなり玄関を開けたら石破さんがいた?」
皆川巌元県議:
「来た。玄関開けたら石破さんだった」
「本当に気さくな人ですよね。しかも義理人情にあつい。たかが地方の幹事長が選挙に出なくなったからって卒業したからって駆けつけてくれる人いないんじゃないですかね」
石破さんとは今でも電話で頻繁に話すという皆川さん、これからの難しいかじ取りにも期待を寄せています。
皆川巌元県議:
「今回は非常に厳しい総理だと思います。それもある意味では自民党、国の犠牲になるのも仕方がない、ここを乗り切らないと。本人はそれくらい肝も座っていますから大丈夫だと思います、乗り切れると思いますけれど、とにかくこの危機を乗り切ってもらいたい」
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。