福島第一原発で中断している燃料デブリの取り出しについて、東京電力は27日も、不具合のあったカメラの確認作業を進めています。

福島第一原発2号機では10日、溶け落ちた核燃料=燃料デブリの試験的な取り出し作業に着手しましたが、17日に装置のカメラが映らなくなるトラブルがあり、作業を中断しています。

26日、東電は、このカメラで14日に撮影された格納容器内部の画像を初めて公開しました。カメラはこの後、映らなくなったということで、電源を入れたままにして、カメラが復旧するかを確認しています。

公開された画像 提供・東京電力

東電によりますと、格納容器の中は非常に高い放射線量で、これがカメラの半導体に影響を与え、必要な電圧が不足したと推定されています。27日の時点でカメラは復旧しておらず、取り出し作業の再開は、10月以降になる見通しです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。