事実上の「次の総理」が決まった自民党総裁選。投開票を前に歴代総理の似顔絵が入った湯飲みを製造する製陶所では準備が進められていました。

岐阜県土岐市にある創業116年の「山志製陶所」。

山志製陶所は歴代総理の似顔絵が入った湯飲みを45年前から製造していて、岸田総理が誕生してからこの3年間ではおよそ1万個が売れたといいます。

この似顔絵を担当するのが専務の加藤貴仁さん。

加藤さんは今回、総裁選に出馬した9人のうち、ニュースで「三つ巴」の情勢と伝えられた高市氏、石破氏、小泉氏の3人の似顔絵を新たに準備しました。

似顔絵は専用ソフトで作っていて、顔写真を漫画調にしてから余分な線を取り除くなどして1人あたりおよそ3時間かけて仕上げます。

「描きやすかったのは石破さんです」

加藤さんによりますと、顔に特徴のある人は描きやすく、石破氏の目元やほうれい線がうまく表現できたと話します。

(加藤さん)
「基本的にぱっと見て名前がなくても誰かというのがわかることが一番大事だと思っているので自分的には満足している」
「準備したので3人の誰かになって欲しい」

新総裁の似顔絵が入った湯飲みは次の月曜から生産に入り、来月2日に完成する予定です。

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