2歳の男の子と父親ら3人の車にトラックでぶつかり、死亡させたなどとして起訴された男について、遺族が危険運転致死傷罪の適用を求める要望書を前橋地検に提出しました。

鈴木吾郎被告(69)は今年5月、群馬県伊勢崎市でトラックで乗用車に衝突し、▼塚越湊斗ちゃん(2)と、▼父親の寛人さん(26)、▼祖父の正宏さん(53)の3人を死亡させたなどの罪に問われています。

警察は酒を飲み通常の運転が困難だったとして、危険運転致死傷の容疑で鈴木被告を送検しましたが、検察は送検容疑より法定刑が軽い過失運転致死傷罪で起訴していました。

遺族はきょう、飲酒の影響で正常な運転が難しかったとして、危険運転致死傷罪への変更を求める要望書を前橋地検に提出しました。

湊斗ちゃんの母親
「(起訴状に)飲酒運転という項目が1つも入っていない。(過失のままで)このままいくのは納得できないので、私たちができることはなんでもやろうという気持ち。危険運転になるように見届けていきたい」

遺族によりますと、担当検事から「訴因変更に向けて努力する」という趣旨の回答があったということです。

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