26日夜、石川県野々市市の中古品買取店で現金が奪われた強盗事件。店に押し入った男が片言の日本語で現金を脅し取っていたことが捜査関係者への取材で分かりました。男は現在も刃物を持って逃走しているとみられ、周辺では警戒が続いています。

強盗事件があったのは野々市市御経塚2丁目のBRANDOFF御経塚店で、26日午後7時ごろ、店に押し入った男が1人で閉店作業をしていた50代の女性店員に包丁のような刃物を突き付けて売上金を脅し取りました。

女性にけがはありませんでした。

捜査関係者によりますと男は店員に駆け寄って刃物を突き付け、「金を出せ」などと片言の日本語で脅したあと、奪った現金をかばんのようなものに入れわずか数分以内で逃走したということです。男が逃げた方向や逃走手段は分かっていません。

近隣住民「外出るのも不安になる」

近くに住む人は…「もうびっくりだった。この付近でそんなことおきるんやと。治安がいい所だと思っていたので、怖い。外出るのも不安になる」

警察によりますと、身長170センチくらいの細身で、白っぽいシャツに黒っぽいズボンを履いていたということです。警察は男が外国人である可能性も視野に入れて行方を追っています。

現場近くの小学校では親も付き添い登校

事件を受け、現場から北におよそ1キロにある金沢市の三和小学校では27日朝、教員が街頭に立ち、子どもたちの登校を見守りました。

小1と小3の児童と登校した母親「学校から夜にメールがあった。できれば付き添いをお願いしますということだった。子ども怖がっているもうわかる年齢なので家の中にいても怖がっている。一刻も早く(捕まってほしい)と思う」

三和小学校では27日子どもたちが休み時間に屋外に出ないようにしたほか、野々市市でも市内3つの小学校が集団で下校しました。

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