海の事故で亡くなった漁業者を供養する法要が26日、宮城県気仙沼市の寺であり、遺族らが祈りを捧げました。

気仙沼市の地福寺で行われた法要には、遺族や漁業者らおよそ70人が参列しました。この法要は、海難事故で亡くなった漁業者を追悼し海の安全を祈願しようと毎年、秋の彼岸に行われていて50回目です。

気仙沼漁協 齋藤徹夫組合長:
「海の安全を守るという決意を固める。不幸な海難が再び起きることがないよう最善の努力を尽くすことが我々の最大の務めである」

気仙沼漁協 齋藤徹夫組合長

気仙沼市内で去年は海難事故の犠牲者はいなかったものの、今年は、海中転落で2人が亡くなっています。

海の事故で父親を亡くした人:
「海難事故がないように、毎年参列している。昔から言われている『板子一枚下は地獄』という仕事なので、とにかく安全に」

この50年間に旧気仙沼市内では、海難事故で611人が亡くなっているということです。参列者は、焼香をして手を合わせ犠牲者をしのんでいました。

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