不信任決議の可決から6日。兵庫県の斎藤元彦知事に“決断の期限”が迫っています。
9月25日に再開される予定だった本会議の「休会」が決まり、知事への質疑が行われているはずの議場に議員の姿はありませんでした。
兵庫県議会では19日、斎藤元彦知事に対する不信任決議が、議員86人の全会一致で可決。これにより、斎藤知事は29日までに議会を解散しなければ自動的に失職となりますが、それまでに自ら辞職する選択もあり、決断が注目されています。
24日の議会運営委員会では、「不信任を出した知事に質問をすることは現実的ではない」などとして、25日からの本会議の休会が決定しました。
(議会運営委員会 内藤兵衛委員長)「議会から不信任が議決されて、その結果として代表質問や一般質問など、大事な機会が失われたというのは(県政の)停滞ではありますね。(不信任決議可決を)すでに重く受け止めているという発言はありましたが、改めてそのようにお伝えしたい」
決断の期限が迫る中、斎藤知事は25日午前…
(兵庫県 斎藤元彦知事)「なかなか寝つけなかったりとか、悩み苦しみ、つらい状況もありますけど、まだ固まるには、完全に固まるには至っていない。最終的な判断の段階まできていますけども、これは重い決断ですから、最後の自分の中の覚悟というものを、最後固めるところが大事という段階です」
一方で、相次いでテレビ番組に出演していることについては、「これまで会見などで伝えきれなかった思いを話すため」などと説明しました。テレビ出演では、これまでの実績などを強調する場面も目立っていますが、こうした知事の動きに県議からは…
(兵庫県議)「改めて自分の実績や判断を間違っていないと正当化して汚名返上したいのではないか」
(兵庫県議)「知事選に向けたアピールとしか思えない」
県政の停滞が続く中、斎藤知事はいつ、どのような決断を表明するのでしょうか。
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