出来秋を迎え、青森県立五所川原農林高校では全校生徒が参加する恒例の稲刈り大会が開かれました。生徒たちは、刈り取った稲の束を棒にかける「棒掛け」など昔ながらの方法で稲刈りに挑戦しました。

稲刈り競技のスタート
「令和6年度全校稲刈り競技会スタート!」

秋晴れの日差しが降り注ぐなか、稲刈り大会が行われたのは、五所川原農林高校が2024年5月に全校で田植えをした「はれわたり」の田んぼです。

大会では、昔ながらの方法で「刈り取り」から「棒掛け」までの作業を行い、正確性や仕上がりを競うほか「悪ふざけをしない」など競技中の態度も審査されます。

3年生にとっては、これまでの学びの集大成となります。

3年生の生徒は
「1、2年生の時もやったので、3年生にもなればプロになります」

束ねた稲を乾燥させる「棒掛け」作業では女子生徒が棒に手が届かず、肩車をして稲をかけていて、苦労は絶えません。

肩車をしていた女子生徒は
「顔がかゆかったけれど勝負しました」
「上は楽でした。下の子が頑張ってくれたのでいいと思います」
「男子が多い科と違って、女子しかいないので工夫しました」

稲刈りを高校生活の思い出の1つとして心に刻んだ生徒たち。

19日に収穫した「はれわたり」は、天日干しにされたあと「五農米」として販売されます。

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