パリオリンピック™の近代五種で日本史上初の『銀メダル』を獲得した青森市出身の佐藤大宗選手。こちらは闘病中の父と大会後初めて面会した様子です。

佐藤選手は19日の県民栄誉賞の場で家族と県民への感謝とともに「次は銀メダルよりもいい色を」と新たな目標を宣言しました。

市川麻耶キャスター
「佐藤大宗選手が多くの職員の祝福の出迎えに笑顔を見せています。銀メダル獲得ということで銀色の花束が渡されました」

割れんばかりの拍手で出迎えられた佐藤選手。19日はパリオリンピックの近代五種で日本に初めてメダルをもたらした功績をたたえられ、宮下知事から県民栄誉賞を手渡されるなど3つの賞を贈られました。

さらに、三浦酒造から大好きな日本酒をプレゼントされ佐藤選手は改めて感謝の言葉を口にしました。

パリ五輪 近代五種『銀メダリスト』佐藤大宗選手
「私がもらってもいいのかなと思うのですが、ありがたくいただいて、そしてまた青森県をどんどん盛り上げていきたいなと心に刻みました。家族はじめ青森県の皆さま、熱い応援・熱いサポートのおかげでとれたメダルなので、青森県チームでとったメダルだと私は思うので、心から感謝申し上げます」

佐藤選手は誰よりも応援の力を感じていました。
パリオリンピック決勝、4位で迎えた最終種目のレーザーランの前、思い出したのは闘病中の父・勇藏さんの言葉でした。

パリ五輪 近代五種『銀メダリスト』佐藤大宗選手
「『まだ俺は生きている』と、『まだ死んでいない』と『死ぬ気でもう一回行くんだ』とまたエンジンがかかった」

死ぬ気でやれ―。
気力を振り絞って順位を2つ上げ、日本に史上初のメダルをもたらしました。

報告会や授賞式の合間を縫い、18日は父にメダル獲得を伝えることができたと明かしました。

パリ五輪 近代五種『銀メダリスト』佐藤大宗選手
「すぐ親父にメダルをかけて『とってきたよ』と伝えたところ、親父は『よくやった』とすごく喜んでいた」

「一日一日を大事に次は銀メダルよりもいい色を目指して頑張っていきたいなと思っています。」

父から受け取った最高の褒め言葉を胸に、佐藤選手は故郷で英気を養い新たな目標への挑戦を続けます。

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