給食費など学校で管理していた現金約126万円を着服したとして、静岡県教育委員会は9月18日、静岡県富士宮市の小学校の事務職員の女性を免職の懲戒処分としました。県教委は被害届の提出を検討しています。

9月18日付で免職の懲戒処分となったのは、富士宮市立内房小学校の女性事務職員(41)です。

静岡県教育委員会によりますと、女性職員は2024年3月から8月にかけて、勤務する小学校の会計処理業務を担当していた際、PTAの廃品回収で得た収益約74万円や、保護者から集めた給食費約33万円など、計約126万円を着服したということです。

8月27日に学校給食センターから学校に対し「給食費が支払われていない」と連絡があり、校長が職員に確認したところ、職員が着服を認めたため、事態が発覚しました。

この職員は2024年4月から会計処理業務を1人で担当していて、県教委などの聴き取りに対して着服した現金を「生活費や車のローン返済にあてた」と説明しているということです。

職員は着服した現金を全額返済していますが、県教委は警察への被害届の提出を検討しています。

県教委は「会計処理は複数の職員で確認しながら実施し、通帳・印鑑の管理を定期的に確認する」などの再発防止策を徹底させるとしています。

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