運航会社の社長の逮捕を受け、今も行方が分からない乗客の家族が福岡県久留米市の自宅で思いを語りました。

今も行方が分からない小柳宝大さん(当時34)

小柳宝大さんの父親(65)「辛くて悲しい気持ち、これはずっと変わりません」

こう話すのは、おととし北海道知床沖で沈没した観光船「KAZUI」の乗客で、今も行方が分からない福岡県久留米市出身の小柳宝大(こやなぎ・みちお)さん(当時34)の父親です。

日本の外食チェーンに勤めていた宝大さん。写真が趣味で、当時は赴任先のカンボジアから一時帰国し、上司と北海道を旅行していました。

運航会社「知床遊覧船」の社長、桂田精一容疑者が18日に逮捕されたことについて父親はー

小柳宝大さんの父親「やっと逮捕になったかと、というのが正直な気持ちです。息子の写真とKAZUIから引き揚げて頂いたリュックサックに向かって、逮捕になったと、やっとこれから前に進めるねと報告しました。」

ずさんな管理体制と桂田容疑者のこれまでの対応に憤る父親。今後、望むことはー

小柳さん父親「厳罰に処して頂きたいなと思いますね。今までみたいに逃げ隠れしないで、罪は罪でちゃんと認めて、被害者や被害者家族は七転八倒して苦しんでいましたから、少しは被害者の気持ちを分かるようになって欲しい」

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