富士山にある山梨・静岡の4つのルートの登山者数が公表され唯一規制のあった吉田ルートの割合はおよそ4.5ポイント減少しました。
調査は環境省が富士山の4つの登山道の8合目で赤外線センサーを使って行い、13日更新された速報値で7月1日から今月10日までの登山者数は、およそ19万9000人で、去年より2万2000人ほど減少しました。
登山道別では山梨県側 吉田ルートが最も多く、およそ11万4800人と2万2000人の減少、次いで静岡県側 富士宮ルートが3700人増加の5万3200人と、この2ルートで8割以上をしめています。
今年から山梨県側だけ通行料2000円の徴収など規制が行われたため、静岡県側に登山者が流れる懸念があった中、ルート別の割合を去年と比較すると吉田ルートは4.5ポイント減少しました。
一方、おととしとの比較では1.1ポイントの減少にとどまっていて、環境省は「詳細な分析はこれからだが、例年と比べ目立った差とまではいえない」としています。
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