富山市の牛ケ首用水でアユなどの魚1000匹以上が死んでいるのが見つかり、土地改良区が除去作業に当たりました。担当者は「初めてのことで対応に苦慮している」と戸惑いを見せました。

毛田千代丸アナウンサー「富山市北代の牛ケ首用水です。魚が大量に死んでいて、あたりには異臭が漂ってます」

富山市北代にある牛ケ首用水の支流では、いたるところに死んだ魚が浮かび、13日も朝から土地改良区の職員3人が除去作業に当たりました。

牛ヶ首用水では11日、富山市八ケ山の地域住民から「魚が大量に死んでいる」と土地改良区に連絡があり、12日に除去を開始…。

八ケ山から下流の北代にかけた5キロほどの区間でアユやウグイ、コイなど1000匹以上の死んだ魚を回収しました。

土地改良区によりますと、例年、この時期は稲刈りのために断水を行っていて10日に水を止めたばかりだということです。

牛ヶ首用水土地改良区 大垣雅裕事業係長:「断水を10日に行って11日にはこういう状態になったので。本当に1日かからずに一気に魚が亡くなったという感じですね」

毛田アナ「今までこんなことありました?」

牛ヶ首用水土地改良区 大垣雅裕事業係長:「なかったです。今回初めてなもんで、こちらとしてもなかなか対応に苦慮してます」

大量死の原因ははっきりしていませんが、水を止めたことによる酸欠と猛暑による水温の上昇が考えられるということです。水質に異常はないとみています。

除去作業は13日までの予定で、死骸はごみ処理施設で廃棄されます。

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