JR貨物が、貨物列車の車輪組み立てデータを改ざんしていた問題で国土交通省は全国の鉄道事業者などに対し、車輪を緊急点検するよう指示しました。これを受け、仙台市交通局など宮城県内の鉄道事業者も点検作業を行っています。
この問題は、JR貨物が貨物列車など合わせて631両で車軸に車輪をはめ込む作業でデータの改ざんなど不正を行っていたものです。これを受け国土交通省は12日、全国の鉄道事業者に対し車輪を緊急点検するよう指示しました。宮城県内では、仙台市交通局、仙台臨海鉄道、そして、仙台空港鉄道の3つの事業者が対象となります。
このうち、仙台市交通局では、車軸に車輪をはめ込んだ際の圧力の値や記録簿が差し替えられていないかなどの確認作業を13日から始め、いまのところ、問題は見つかっていないということです。国交省・東北運輸局では、安全が確認できない車両が見つかった場合は運行を止めるよう指示していて9月26日までの報告を求めています。
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