黒崎)防災士の吉田理彩アナウンサーとお伝えする防災なびです。

吉田)きょうのテーマは「停電」です。
黒崎)台風やゲリラ豪雨などで停電の情報やニュースをよく聞きますね。停電すると電気の大切さがわかります。
吉田)そうですね。この停電への備えについてパナソニックが調べたところ停電を経験したことがない人と経験したことがある人では違いがあることが分かりました。
経験したことがない人は、水や食料を備えておいた方がよいと考えているのに対し、一方で実際に経験した人が備えておいて良かったと思ったのは1位が懐中電灯やランタン、2位が乾電池などでした。

この1位の照明ですが、実は自宅にある、あるもので簡単に作れるんです。

吉田)まずはこちら。『ツナの缶詰』です。

黒崎)ツナ缶が明かりになるんですか?
吉田)そうなんです。用意するものはこちらです。
「材料は自宅にもありますし、ツナ缶は備蓄品としても備えてあります」

まずは、ティッシュペッパーを指でねじり、細くします。

黒崎)こよりを作るような感覚ですね。
吉田)そうですね。ポイントは、ツナ缶の高さよりも少し長めに作ることです。

続いてツナ缶のふたの真ん中に穴をあけねじったティッシュペッパーを刺し、1~2分待ちます。

ティッシュペーパーに油がしみ込んできたらツナ缶ランプの完成です。
火をつけると…

最長で1時間ほど燃え続け、いざという時は、中のツナを食べることもできます。
缶や火を取り扱うため使用する際には十分に注意をしてください。

続いては『ペットボトル』を使った照明です。

用意するものはペットボトルと懐中電灯です。

黒崎)たった2つですね。
吉田)普通の懐中電灯では広い範囲を照らすことができませんがペットボトルを乗せるだけで…

「明るーい!広範囲まで照らされていますね」
ペットボトルがある時とない時、比べるとどうですか?
黒崎)照らされて明るくなる範囲の違いは一目瞭然ですね。

また、懐中電灯の代わりにスマートフォンのライトを使ってもいいですし、懐中電灯に袋を被せるだけでも広い範囲を照らすことができます。

吉田)ツナ缶ランプは作るのが少し大変で、火を取り扱うため注意が必要ですがいざというときの知識として知っておいてください。

まずは、停電に備え準備しておくことが重要です。停電時は懐中電灯やラジオ、モバイルバッテリー、カセットコンロなどをいつでも使えるようにしておいてください。

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