熊本県立大学は、今年3月に実施した入学試験で出題ミスがあり、1人の追加合格者が出たことを明らかにしました。

熊本県立大学 堤裕昭 学長「申し訳ございませんでした」

出題ミスがあったのは、今年3月、環境共生学部の環境資源学専攻の後期日程で実施された「物理」の問題です。

間違っていたのは物体の運動の理解を問う問題で、設定された条件で計算をすると物体の質量が負の値になり、条件の設定が不適切でした。

県立大学によりますと、先月8日に出版社から指摘を受けたことでミスが発覚。この問題について全員を正解にし、改めて受験者13人の答案の採点をやり直したところ1人が追加合格になったということです。

追加合格者はすでに別の大学に進学していることから、現在、大学側が入学の意向を確認しています。

県立大学は出題者や点検者以外にも第三者による点検をするなど再発防止に努めるとしています。

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