市の職員から「パワハラ」被害を訴えられ、議員を辞職した愛媛県四国中央市議会の篠永誠司前議長について、髙橋誠副市長は、「説明責任を果たしていない」という見解を示しました。

関係者によりますと四国中央市議会の篠永誠司前議長は、今年4月、議長室で市の50代の男性課長を怒鳴ったり、机を蹴ったりして、男性課長が「パワハラ」被害を訴えていました。

篠永議長は、議会から厳重注意を受け、今月3日、取材に応じないまま、議員辞職しました。

12日開かれた四国中央市議会の一般質問で、高橋誠副市長は、「議員辞職されたことは、最大限の責任を取られた」と述べる一方、市側への具体的な説明が無いことを問題視しました。

(四国中央市・髙橋誠副市長)
「情報が断片的にしか伝わっておりません。いったい何がどのようにあったのかというのが、十分に我々が理解できる状態ではございません。そういった面では、説明責任を市理事者に対しては、果たして頂けて無いのかなというのが率直な意見でございます」

この問題について市側からの調査依頼を受け、議会からの回答が市に文書で示され、男性課長に12日手渡されたということです。

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