2021年のクーデター以降、軍と市民との衝突が続くミャンマー。
祖国の厳しい現実を知ってほしいと北海道札幌市に暮らすミャンマーの人たちが行動を起こしています。
札幌市にある教会です。
集まったのはミャンマー人のリンさんと友人たち。
間近に迫った映画上映会の準備のためにやってきました。
カトリックセンタースタッフ 西千津さん
「映画を見るときにみんな椅子だけで大丈夫?」
リンさん
「大丈夫です」
準備している、その映画が…。
2021年のクーデター以降、軍と市民との衝突が続くミャンマー。
映画は戦闘が続く南東部のカヤー州を舞台に、抵抗する民主派の若い兵士たちの日常を描いたものです。
クーデターのあと、特定技能制度で札幌市にやってきて介護の仕事に就いているリンさん。
出身は映画の舞台・カヤー州に隣接する地域です。
札幌在住のミャンマー人 リンさん(26)
「(自分の出身地で)学校が爆破されて子ども6人が亡くなった」
地元の学校近くで軍の空爆があり複数の子どもや教師が死亡。
リンさんたちの家族は今も避難生活をしいられています。
カトリックセンタースタッフ 西千津さん
「皆さんの家族は大丈夫?」
札幌在住のミャンマー人 リンさん(26)
「近いけど とりあえずは大丈夫」
カトリックセンタースタッフ 西千津さん
「心配ですよね?」
札幌在住のミャンマー人たち
「次も(いつ来るか)わからないから」
家族や友人が置かれている状況をどうすれば知ってもらえるのか。
そこで考えたのが映画の上映会でした。
札幌在住のミャンマー人 リンさん(26)
「困っている人がたくさんいることをみんなに教えたい。ミャンマーのことをわかってくれて困っている人を支えてくれる人が来たら(上映会をやって)よかったと思う」
上映会で寄付を募り、空爆があった地域に学校を建てるための資金にしたいと話すリンさん。
助けを待つ祖国の人たちのために活動を続けています。
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■上映会
・北一条教会に隣接するカトリックセンター(札幌市中央区)
・15日午後2時~
・日本語の字幕付き
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