これから本格化する秋の登山シーズンに起こりうる山での事故。きょう(12日)、真庭消防署と岡山県消防防災航空隊が合同で山間部での救助訓練を実施しました。
訓練は山奥で男性がハチに刺され、アナフィラキシーショックで倒れているという想定で行われました。足元が不安定ななか、救助隊員がロープなどを使って速やかに男性を安全な場所に移動します。
「これから降りるよ」
「どんどん緩めて。ここから滑るからちょっとゆっくりめで」
その後、岡山県消防防災航空隊のヘリコプターが男性を病院まで搬送する流れを確認。一刻を争う救助では、各消防の連携が必要だといいます。
(真庭消防署本署 救助隊 頭山翔一副隊長)
「地上と空との連携は非常に難しい。無線統制や自分たちの位置の把握などがこれからの改善点であり、もっと訓練していかなければいけないと感じた」
去年、真庭消防署管内では蒜山などで8件の山岳事故が起きているということで、これからの時期、山に入る前には入念な準備をしてほしいと話します。
(真庭消防署本署 救助隊 頭山翔一副隊長)
「事前に入山届を出して自分が入山したことを証明して、ちゃんとした装備で入ってもらいたい」
真庭消防署は11月にも山岳救助訓練を実施する予定だということです。
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