月着陸船「レジリエンス」=12日午後、茨城県つくば市のJAXA筑波宇宙センター

 宇宙企業ispace(アイスペース、東京)は12日、同社で第2弾となる月着陸船「レジリエンス(再起)」を早ければ12月に米国からスペースXのロケットで打ち上げると発表。2025年春にも、月の北半球にある「氷の海」と呼ばれる地点で月面着陸に挑む。着陸に成功すれば、日本の民間企業では初となる。  宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センター(茨城県つくば市)で公開された月着陸船は、着陸の衝撃を吸収する4本の脚を含めて高さ約2・3m、幅約2・6m。機体の周囲に太陽光パネルが配置されている。月の砂を採取する同社の小型探査車「テネシアス」や、企業から預かった実験装置などを搭載する。


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