警察や検察を名乗る男から「犯罪に関与している銀行員に口座内のお金を盗まれてしまう」「警察の管理口座にお金を移す必要がある」という嘘の電話を信じ、60代の会社経営の男性が現金185万円をだまし取られました。

被害に遭ったのは山梨県甲斐市の会社経営の60代男性です。

7月13日に男性の職場に電話があり「この電話番号が使えなくなります。ダイヤル1番を押してください」という音声ガイダンスが流れました。

男性がダイヤル1番を押すと、警察官を名乗る男に電話がつながり、「あなたが捜査中の事件に関与している疑いがある」「捜査中なので他人に言わないように」などと言われました。

その後、今度は検察官を名乗る男から電話があり、「今回の犯罪に銀行員が関与している。口座のお金を盗まれてしまう」などと言われました。

その数日後の7月31日に、再び警察官を名乗る男から電話があり「警察の管理口座にお金を移す必要がある。お金は2週間後に必ず返す」という電話があり、男性は指定された口座に185万円を振り込みました。

その後、連絡が途絶えたため不審に思い警察に確認したところ、詐欺であることが分かりました。

警察では管理口座に預貯金を送金させることは絶対なく、警察を名乗る電話は一度電話切り、名乗った警察署、または最寄りの警察署に電話をして確認するよう注意を呼びかけています。

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